ServiceNowでよく使う用語まとめ|テーブル・レコード・リストの違いがわかる!

ServiceNow基礎学習

こんにちは!mimiです🙋‍♀️

「テーブル?レコード?それってなんなん…?」
ServiceNowの勉強や業務を始めたばかりのとき、私もまずここでつまずきました。
記事を読んでいても、そもそもの単語の意味がわからなくて、内容が全然頭に入ってこない泣
特に文系出身でITに詳しくない人にとって、こうした専門用語は最初の大きな壁ですよね。

このページでは、ServiceNow初心者の方が最初に押さえておきたい用語を、わかりやすく解説しています。
これを読めば、他の記事や教材がグッと読みやすくなりますよ!


データ構造・仕組み

テーブル

テーブルとは、データを保存するカテゴリー別に分けた「箱」のようなもの。
カテゴリー別というのは具体的には、「インシデント」や「ユーザー」「ナレッジ」などのことを指し、情報の種類ごとにテーブルが分かれています。
例えば・・・
  ・Incidentテーブル…1件1件のインシデント情報が入っている
  ・Userテーブル…社員などのユーザー情報が入っている

レコード

レコードとは、1件のデータのことです。
例えば、インシデントであれば「1つの障害」が1レコードになります!
以下の画像でいうと、1行=1レコードになります。

フィールド

フィールドとは、1つの項目のデータのこと。
以下のインシデントフォームの画像で、「番号」や「問い合わせユーザー」、「緊急度」などが並んでいますが、それぞれがフィールドということになります!
管理者(開発者)がカスタマイズでフィールドを追加したり削除したりすることができます。

UI・画面操作まわり

フォーム

フォームとは、1件のデータ(レコード)の中身を表示・編集する画面のことです。
「このインシデントの詳細見たいな〜」と思った時に開く以下のような画面のことです!
このフォームは管理者(開発者)によって、ユーザーにやすいようにカスタマイズすることが可能です。

リスト

リストとは、複数レコードを表のように一覧で表示する画面のこと。
テーブルに登録されているデータを一覧で見る場所です。
以下の画像の画面のことです!

ナビゲーター

ナビゲーター(正式には”アプリケーションナビゲーター”)とは、ServiceNowの「すべて」から検索や選択できるメニュー一覧のことです。
いろんな機能にアクセスするための入り口のような役割です!

管理・権限系

ユーザー

ユーザーとは、ServiceNowにログインしてシステムを利用する個々のアカウントのことです。
ユーザー情報はUserテーブル(sys_user)に登録されていて、そのレコードの中には、メールアドレスや部署、役職などの情報があります。
以下画像1枚目は、Userテーブルのリストです。
2枚目は、リスト1番上の「albel.tuter」をクリックすると表示されるフォーム画面です。

ロール

ロールとは、ServiceNowで「このユーザーはどのまでの機能を使えるか」を決めるアクセス制限のセットのことです。
ユーザーが何をできるか、何を閲覧できるかはこのロールによって決まります。
このロールは、管理者によって適切に割り当てられることによって、システムの安全性と業務効率を両立させます!
以下、ロールに関してよくある問合せを例に説明します。

■問合せ者:Abel Tuter
■問合せ内容:インシデントレコードが見れない
■回答・対策:”itilロール”が付与されていないため
■確認方法
まず代理操作して状況を確認する。
右上のアイコンから「代理操作ユーザー」をクリック。

次に「Abel Tuter」と検索しユーザーを選択、「代理操作ユーザー」クリックして代理に入る。

この操作で実際にAbel Tuterのアカウントに入って画面を確認することが可能になる。
※この権限は実際にユーザーになりすまして操作することができるため注意が必要

ナビゲーターから「インシデント」と検索し、セルフサービス>インシデントをクリック。
以下のように「表示するレコードはありません」と表示される。

確認が終わったら右上のアイコンから「代理操作を終了」をクリックして終了してください。

次に実際にロールがどうなっているか確認していきます。
ナビゲーターから「ユーザー」と検索し、組織>ユーザーをクリック。

Userテーブルのリストが表示されるのでAbel Tuterを選択。
レコードを開くとフォーム画面中央付近に「ロール」タブがあるためクリックし、このユーザーはどのロールにも属していないことを確認。
これがインシデントが表示されない原因となります。
※ややこしいため今回はロールの付与の方法は割愛します。

このように、ユーザーに対して何ができるか、何を見れるかを制限できるのがロールになります!

グループ

グループとは、複数のユーザーをまとめたチームのようなものです。
ServiceNowではこのグループを使って「誰がどの作業を担当するか」や「どこに承認を回すか」などをグループ単位で設定できます。


おわりに

いかがでしたでしょうか。
この単語集を見れば大抵の記事は読めるようになるかと思います。
実際にPDI環境を触っていくとより理解が深まると思いますので頑張ってください☺️


「この単語も知りたい!」という声があればぜひコメントください!

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